hammock/kenotic -07/01/04-
皆様、良い初夢は見れましたか?私の夢はいつもモノクロトーン。良くてセピア色です。夢は裏返しの現実。夢を滅多に見ない熟睡型の私ですが、白昼夢なら見ることができます。今回はそんな白昼夢を見させてくれる素敵なアルバムをレビューしたいと思います。
marc byrdとandrew thompsonによるhammockの1st album“kenotic”は、正にそんな白昼夢を見させてくれる素晴らしいスペースドローンロックと言えるでしょう。ゆらゆらと揺れるエレキギターやシンセ、チェロの調べに心底酔いしれてしまいます。そしてかすみがかったウィスパーボイスがさらなる夢の世界へと誘います。アルバムを通して落ち着いたトーンで音が奏でられ、舞い上がっては消えていく揺れるギターとシンセがセピア色の世界を作り上げています。トラック7の“Wish”や表題曲の“kenotic”のように時折見せる壮大なポストロックな展開もまた堪らなく良いですね。
最近出た2ndアルバムも1stに近い曲が多そうなので非常に気になるところです。2ndもきっと素晴らしい白昼夢を見せてくれるに違いありません。
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。年明けは管理人が2006年に良く聴いたCDを年間ベストとして挙げてみたいと思います。
♪Nosh's best disc 2006

1.ANOMALY/THE LONG ROAD
3曲目“CHOOSE ONE”の展開にしびれました。

2.COPELAND/EAT,SLEEP,REPEAT
歌が良かった。特に“Control Freak”が最高!

3.evs/amiably repressed:recordings from 1999-2004
ayenteeのrapが良かった。interludeも素敵でした。Convinience Store(Neila,Tommy V,evs)のリリースが待ち遠しいです。

4.Helios/Eingya
内容、ジャケット共に◎。アコギ良し。

5.childs/yui
片割れのE.lebleuのアルバムも良かった。
2007年に聴いてみたいアルバム

・free festival/free festival(benbecula)
素晴らしきセピア色の世界。だれか仕入れてください。
・RF & Lili De La Mora(Odd Shaped Case)
1月にリリースされるとか。癒されること受けあい。
Helios/Eingya -2006/12/29-
師走もあと少しで終わりですが今年は思ったほど慌しくない年末となりそうです。そんなわけでスロースターターながら勢いでレビューをアップしていこうと思います。だれか陰ながら見守ってやってください。
さて今年の大名盤となったヘリオスの2ndですが、やはり何度聴いても身体に染み入る名曲です。暖かでいて全編に漂うセンチメンタリズム。どこか窓の外から聴こえてきそうな鳥のさえずりがまた良い感じです。アコギの柔らかな質感に揺られ淡々と紡がれてゆく一大叙情詩。何だかポエマーみたいなことを書いてしまいましたが、思わずそんな気分にさせてしまう素晴らしい曲の数々。
ベストトラックはFor Years And Yearsでしょうか。切なさの臨界点、嗚呼溶けてしまいそう。ギターの音色がまた格別です。6曲目のコーラスも荘厳な感じで素晴らしいです。アコギ、ピアノそして柔らかな音を奏でる種々のエレクトロニクスが煌びやかに曲を彩ります。エレクトロニカとアコースティックの絶妙なバランスが何とも素晴らしく、しんみりじんわりと心に染み入ることでしょう。
そしてMatthew Woodsonによるジャケットのイラストもまた秀逸で、この素晴らしい曲を想起させるような淡い世界観を感じさせてくれます。この広大な大地に佇む2人が手をつないで、果てない地平の彼方を目指して歩いていく姿を思いながら聴き入るのでした。
今年もあとわずかとなりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。しばらく放置状態が続いていましたが、そろそろぼちぼちスロースタートをしていこうかと思っております。今後とも何卒ひとつよろしくお願い致します。
ということで本日ご紹介するのはANOMALYの2ndアルバムTHE LONG ROADです。このアルバムはHIPHOPの枠を軽く飛び越えた、素晴らしいサイケデリックブレイクビーツに仕上がっています。うーん、dj shadowがよく引き合いに出されますがそれ以上の珠玉の出来ではないでしょうか。アノマリーさんはもともとトランスdjだったようで、その影響がやはり出ているのでしょうか。自身のfavoriteにfuture sounds of londonやshpongleが挙げられているのを見ても納得な感じです。
まず何といっても素晴らしいのが3曲目“CHOOSE ONE”の展開。こんなにグッと来る曲展開はそうそうないんじゃないでしょうか。2分50秒ぐらいからのmoodymannな感じのライブ音源にメロディアスなシンセが加わって、今までになかった曲展開!これをさらに2〜3分引っ張ってくれたらさらに良かったかな。この曲は今年のベストヒットでした。そして5曲目はendtroducingばりのドラミングで楽しませてくれます。9曲目“DEVOTION”は極上サイケデリア、メロディラインが素晴らしくこれまたググッときます。締めのフォークもいい感じでした。アルバムを通して極上ブレイクビーツを堪能できます。今年はこのアルバムにホントお世話になりました。来年はHIPHOP寄りの1stアルバムの方も是非聴いてみたいものです。
毎日暑い日が続きますね。そんな暑い日には涼しげなサイケデリアが恋しくなります。
今回紹介するフィラデルフィアの6人組デュオESPERSの奏でる曲はとても涼しげなサイケサウンドで、とろけそうな暑い日に聴くとモアベターな感じです。何といってもボーカルのメグ・ベアードの歌声が涼感満点で、良いです。グレッグとのデュエットもいいですね。真夏の午前中て感じでタッチな雰囲気がどこと無く漂っていてノスタルジックな気持ちになれます。儚げでいて力強いその歌声は夏バテ気味の身体に優しく染み渡ります。どこか遠くの山でのんびりとしたい気分になります。ESPERSがだれかの音源をカバーしたアルバムも良さそうなので是非聴いてみたい思う今日この頃です。
話は変わりますが、先日鰻の白焼きという美味しいものを食べました。夏バテ気味なのでまた食べたいなぁ。
長い梅雨がようやく明けました。これから暑い夏が始まります。夏といったらお祭りですね。
今回紹介するContemporhythmsのPart2のテンションの高さときたら相当のものです。
このCDRは瀬尾さんのDJmixが収録されているのですが、もう冒頭からファンク全快で、
びっくりします。ズンズンズンドコきよしな重低音ドラムに乗って奏でられるメロディーは
さながら夏祭りの様相を呈してます。ファンク〜テックハウスへの流麗な繋ぎ、グッジョブ瀬尾さんです。
また、サンラのリミックスやムーディマンのラナウェイが随所に配されていたりして聴き応え十分です。
そして要所要所で暑いファンクが炸裂するので嫌がおうにもテンションが上がります。
特に40分〜50分台がピークで、ホント濃ゆいです。
瀬尾さんはどちらかと言うと知的でかっちりした音(First Floorのような)のイメージでしたがこれには参りました。
私はこちらのほうが好きです。夏の夜長に、祭りの夜に聴いていただきたいミックスです。
65daysofstatic/one time for all time -2006/06/28-
ゴールデンウィーク明けからずっと梅雨空で気持ちが滅入ってしまいますね。そんな梅雨空を吹き飛ばすような疾走爆走轟音ポストロックを是非聴くことをお勧めします!
65daysofstaticは今年のサマーソニックに出演するなど今話題のバンドなのですが、それもそのはずドラムンな疾走ビートに轟音ギターが炸裂する唯一無二な新星なのです。
何といっても圧巻なのは2曲目の“await rescue”です。もう轟音も轟音、音の洪水です。デジタルな疾走ビートに超強力なギター&ドラムが一気に畳み掛けてきます。これは嫌がおうにも
テンションがあがります。素晴らしいまでのドライブ感がありますので、トランスで激走な田舎の諸兄もこれを是非聴いて欲しいものです。ただし、スピードの出し過ぎには気をつけましょうね。
そして6曲目の“climbing on roofs”もまた強力で、硬質スネアがバキバキと身体を揺さぶります。8曲目“65 doesn't understand you”も素晴らしい疾走っぷりです。そして最後の“radio protector”
ではピアノを中心として壮大な仕上がりとなっています。
このアルバムは爆裂疾走ポストロックの決定版と言えるでしょう。ライブで聴いた日には想像するだけでも凄そうですね。サマーソニックが楽しみです。
ゴールデンウィークがやって参りました!本日はsaxon shoreの素晴らしいアルバムをご紹介しましょう。
saxon shore(サクソンショア)はインスト中心のポストロックバンドです。このサクソンさんたちは他のポストロックバンドとは一線を画しております!なんと言っても泣きのメロディーラインに轟音ギターが素晴らしいです。シューゲイズでこんなにもメロディーが素敵なのはそうそう無いですよ!
もう1曲目から轟音ギター炸裂!でやられます。そして2曲目でさらに轟音にプラスして素晴らしすぎる美メロが溢れ出します。これ以降も美メロに轟音が続いていきます。そしてクライマックスの“The Lame Shall Enter First”!是非ヴォリュームをグイッとあげて聴くことをお勧めします。ギターのレイヤーが重なりあって津波のように押し寄せてきます。確実に貴方を彼方へと飛ばしてくれることでしょう。
桜も散ったのにまだ肌寒さの残る今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は質の高い作品を多く出しているcity massiveからDJ Franeの2ndアルバム(多分)を紹介したいと思います。
DJフレーンは有名映画のサントラを手掛けた事もあるらしいのですが、フレーンの作り出す音はとてもオーガニックであり、広大な電子庭園の風景が浮かんできます。そして彼の持つ色々な引出しは、曲中絶妙のタイミングで出てくるので、アルバムを通して聴き飽きる事がありません。total57分14秒あっという間に聴く事が出来ます。まさに1つの映画音楽として聴く事も可能ではないでしょうか。
内容ですが、1曲目の怪しいおっさんの喘ぎに始まり、きらきらしたエレピとやわらかなホーンの中をデジタルボイスとビートが刻んで行く3曲目"In The Garden"、笛の音が哀愁漂う5曲目"I am dreaming"、曲中の変化が面白い7曲目、シリアスな曲から一転、ファンクな歌声がzikzik、zakzakと響き渡りそして徐々にクライマックスへ"In The Bag"、そしてエンディング"Hi Without U"でしっとりと締めくくってくれます。
捨て曲一切ナシ、全曲素晴らしい、マスターピースです!
この曲はシャンソンの名盤を使ったものらしいのですが、とにかく素晴らしい内容です。私はニンジャのコンピでこの曲を聴いたのですが、その中でも飛びぬけて好きな曲です。
coldcutといえば“say kids”などのようなアップテンポな曲が多いような印象を持っていたのですが、この曲は壮大な一大叙事詩に仕上がっています。とても感動したのを覚えています。
私の中で色褪せることのない名曲です。オーケストラのようなド派手な演出がとてもニクイです。ドラムもしっかりしているのでメリハリも効いています。めまぐるしく変わる展開もとても好みです。
非常に芸が細かい人達だなと思います。またこんな感じの壮大なやつをつくって欲しいです。できればアナログが再発されることを望んでいる次第です。
ニンジャコンピのリミックス盤にもこの曲があるので是非聴いてみたいと思っています。
DJ SHADOW/DIMINISHING RETURNS
続いて紹介するのはDJ ShadowのミックスCDです。shadowといえばレコードコレクターとしても有名ですが、その素晴らしいコレクションをBBCラジオのジョン=ピールの番組でライブミックスして放送したのがこの作品です。
2枚組みですがdisc2が掛値無しに素晴らしい内容です。トラックリストはわかりませんが、昔の渋いロックやサイケミュージックをミックスしています。空耳アワーではないんですが2曲目のボーカルがエコナー♪エコーナー♪と歌い上げるところから一転、激しいエレキギターが重なり合いアナウンスが流れるあたりが最高です。
そして、スネ夫(?)が渋いロックを聞かせてくれる5曲目の最後に流れる枯れたボーカルが心に染み入ります。
全体を通してとても味のあるミックスだと思います。こういう素敵なミックスをしてくれるシャドウはやっぱりすごいんだなと。こういった昔のロックをセンス良く聴かせてくれるDJを求めて止みません。
最初に紹介したいのはevsのmix CD-R“beau.mix”。これはevsが好むロック周辺をミックスしたものなのですが、とても素晴らしい内容になっております。
タイトル通りミックスされたそれぞれの音楽はメロディクであり、ときにギターの轟音をかき鳴らしています。evsはそれらの音源を抜群のバランス感覚とセンスで
流麗につないでいます。
なんとなく過ごしている日常に優しく溶け込むような感じがして今でもよく聴いています。自己意識の外側で鳴り響いているようなそんなぼんやりとしたせつなさと儚さが表現されている、そういった音楽がnoshのツボです。
それを見事に表現しているミックスと言えるのではないでしょうか。特におすすめなのはdisc2の前半です。rideの名曲dreams burn downからelectro group、lilysあたりまでの轟音ギターが効きますね。
evsの出す作品は本当に素晴らしいの一言です。とても寡作な人なのでこれからの更なる活躍を期待してやまないのでした。